2017年04月27日

イラン外相がイギリス作家の死刑宣告を公認


イギリスの作家、サルマン・ラシュディ氏がその小説「悪魔の詩」
でイスラム教を冒涜したという理由で、この日の1年2ヶ月まえに
イランの最高指導者であるホメイニ氏から著者と発行人は処刑さ
れなければならないという「死刑宣告」を受けておりましたが、
1990年4月27日に当時のイラン外相だったアリ・アクバル・ベラ
ヤティ氏が、国連で記者会見を行い、この死刑宣告は現在も有効で
あり、イスラム世界で支持されていることを公に発表しております。

自分たちの宗教を文筆家に侮辱されたからといって、国の最高責任
者が死刑の宣告を出すということは、民主主義の国では考えられない
と、当時、新聞の記事でこのことを知った時に、イスラム世界の異常
さに驚いたことを思い出しました。

サルマン・ラシュディ氏の処刑を行った者に対して多額の賞金が懸け
られ、同氏はイギリス警察の保護下に置かれました。
また、欧州諸国が駐イラン大使を召還したのに対し、イランはイギリス
と断交するなど、世界を賑わせた事件に発展しました。

今回の核開発の問題でも、オバマ大統領時代の合意をトランプ大統領は
見直すようですので、再びイランが核開発に進む可能性があります。
宗教と政治の係わり合いの難しさを痛感します。

サルマン・ラシュディ氏インドのムンバイ出身で、イスラム教徒の実業家
の家で生まれ、本人もイスラム教徒でした。ケンブリッジ大学のキングズ
・カレッジを優等で卒業。無神論者になりイスラム教を痛烈に批判する
ようになり、「悪魔の詩」で一躍脚光を浴びました。
現在はニューヨークに住んでいるようです。


悪魔の詩 上 -
悪魔の詩 上 -

悪魔の詩 下 -
悪魔の詩 下 -

悪魔の詩 -
悪魔の詩 -

イスラーム・ラディカリズム―私はなぜ「悪魔の詩」を訳したか -
イスラーム・ラディカリズム―私はなぜ「悪魔の詩」を訳したか -
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posted by gyuchan at 10:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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